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相応院とは?
現在の相応院は、飛騨三十三観音霊場2番札所であり、中部四十九薬師霊場40番札所であることで知られています。
相応院には、高野山の相応院に高山城主、金森長近が奉納した雲上阿弥陀三尊像と元からある長久寺にあった本尊、不動明王三尊像がともに安置されています。
また相応院は、高山市の北東にある鬼門にあり、不動明王と十一面千手千眼観音が安置され、高山市を守っています。
1902年には高山市街を一望する裏の弘法山に、弘法大師修行像、西国三十三観音、十三仏をお祀りした大悲閣が建立され、また飛騨で唯一、大聖歓喜天(聖天)浴油供養を修行しているお寺ができました。
相応院には、円空作の薬師如来も所蔵している高山市を代表する寺院です。
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ガネーシャ様にお会いしました。
聖天堂ガネーシャ
本堂にお参りして、靴を脱いで、正面扉から入っていきます。
奥の方へ進んでいくと、「聖天堂ガネーシャ」と書かれた看板があり、左奥の細い通路へ繋がっていました。
左奥の細い通路を進むとすぐ右手にガネーシャ様が祀られていました。
聖天様のご真言
【オン、キリク、ギャク、ウン、ソワカ】
三回又は七回お唱えしてお参り下さい。
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食べられる御守(お団)
中は固いおせんべいの様な生地の中にこしあんが入っていました。
【曼荼羅御守り】
大日如来を中心に据える真言密教では、胎蔵界と金剛界の二つの曼荼羅図によって宇宙を表現しています。
胎蔵界曼荼羅は仏の慈悲が伝わる仕組みを表現しています。
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相応院の前身である桜山八幡宮とは
桜山八幡宮は、高山市にある寺院で、秋の例祭は、春の日枝神社の例祭とともに高山祭として知られ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
桜山八幡宮は、八幡大神を主祭神とし、相殿に熱田大神・香椎大神を祀っています。
377年ごろ、飛騨国に2つの顔を持つ宿儺という賊が現れ、そんな賊を退治するため、難波根子武振熊命が派遣され、戦勝祈願のために先代の天皇である応神天皇を祀ったのが始まりとされています。
江戸時代になると高山領主となった金沢家は、桜山八幡宮を厚遇しました。
その後、明治時代になると神仏分離令により、当時八幡山長久寺と言われていましたが、長久寺が廃寺になり、現在に至っています。
今や桜山八幡宮の例祭である高山祭は全国的に有名で、例祭の行われる時期には、たくさんの観光客で賑わいます。